映画芸術科学アカデミーは現地11月8日、日本の宮崎駿監督にアカデミー名誉賞を贈った。日本人では1990年の黒澤明以来、24年ぶりの受賞。アカデミー名誉賞は、米国アカデミー賞を選考する映画芸術科学アカデミーが、映画界に多大な功績を残した人物に贈る賞で、今年は宮崎駿監督の他に女優のモーリン・オハラが受賞した。前回『千と千尋の神隠し』で長編賞を受賞した際のトロフィーは、スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーにあげてしまったという宮崎監督。今回のトロフィーも同じように鈴木プロデューサーへと発言したところ、会見に同席した鈴木氏から「最後だから、自分で持っててください」と返される一幕もあった。今回の受賞にネットでは、「クロサワに次いで二人目、とにかく目出度い!」「本当にすごい!おめでとうございます!!」「やっぱすごいなー」「本当におめでとうございます。とても嬉しい」「宮崎駿監督おめでとうございます! 風の谷のナウシカ観たくなった!」長編映画からは引退した宮崎監督。しかし絵を描くことはやめないようで、ジブリ美術館用の短編アニメーションは製作していく考えも明かした。