環境省東北地方環境事務所は11月5日、世界遺産に登録されている白神山地(青森県・秋田県)でニホンジカと思われる個体が監視カメラ映像で確認されたと発表した。 世界最大級のブナ天然林として世界遺産登録されている白神山地では、シカによる生態系破壊、ブナ林への被害などが及ぶことを懸念して監視カメラ(夜間撮影を重視して赤外線投光機の付いた夜間対応カメラ)による調査が行われている。 シカを放置すれば植物への食害が進み、世界遺産地域への影響が大きいと予想されるため、今後も監視カメラの増設によって監視体制を強化する。