NTTデータは22日、デジタルサイネージを通して、複数の視聴者がおのおののスマートフォンへ情報をダウンロードし、外出先等の自由な場所で活用できる仕組み「O2OCIAL(オーツーオーシャル)サイネージ」を開発したことを発表した。 「O2OCIAL」では、企業はサイネージ上でのオフィシャル情報発信だけでなく、消費者個人の感想や人気の話題等をリアルタイムで反映し、多角的な情報を提供するといったことが可能となる。 日本電信電話 サービスエボリューション研究所(NTT EV研)が提供するマルチプレイヤーインタラクティブサイネージ技術「みんブラ」を活用。「みんブラ」のデバイス連携技術により、サイネージ視聴者はWi-Fiエリアのなかから、スマートフォンのブラウザを使ってサイネージにアクセスして連携し、各自が好きなコンテンツを閲覧およびダウンロードして活用することが可能となる。 「みんブラ」を採用することで、専用アプリを必要とすることなくWi-Fiとブラウザのみで、デジタルサイネージと個人のモバイル端末との連携を可能にした。企業の個別アプリと連動し、顧客ごとにパーソナライズした情報を提供することも可能。 さらにソーシャルデータ活用により、あらかじめ設定したキーワード条件等に応じた必要なデータだけをフィルタリング制御/分析し、サイネージへ表示し視聴者の興味を引きやすい情報を提供できるようになるという。なお、1km単位で表示できる高精度な天気情報をサイネージに表示できるほか、災害時には表示を切り替え、避難経路や緊急情報等の安全確保に役立つ情報を表示するなど、公共性の高いサイネージとしても活用できる。フリーWi-Fiスポット構築にも対応する。 今後は、交通機関で提供する情報案内や広告、店舗内の商品広告、観光地での情報発信等、さまざまな分野での活用を提案していく計画だ。
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