じゃらん宿泊旅行調査における「地元ならではのおいしい食べ物が多かった」部門で1位を獲得した経験がある高知県では、食を全面に打ち出したピーアールを行っている。 「やはり鰹のタタキです」と話すのは、高知県観光コンベンション協会の千葉一孝氏だ。「戻りガツオといって脂がのった鰹が新鮮が状態で入ってきます。沖合でとってきた鰹を、その日のうちに料理して食べさせてもらえます」「新鮮な状態で入ってくるので塩をふった状態で食べるのが塩タタキです」。 県の観光にかける意気込みは強い。よさこい祭りは大きな祭りのひとつだが、今年は台風が直撃して前夜祭がなくなった。1日目も交通が回復したのが16時ころと、ほとんど初日は催しにならなかった。宿泊キャンセルも随分でたという。大河ドラマ「龍馬伝」放送時が、観光人口のピークとなり始めて400万人を超えたが、その後減少。京阪神地域へのPRの強化により、昨年また400万人に回復した。 来年4月から12月までは高知県東部地域博覧会を予定。東部の9市町村が連携してイベントやキャンペーンが開催される。また、坂本龍馬生誕180年を迎える来年など、観光材料は目白押しだ。また、最近では仁淀川の神秘的な透明度が注目されているという。