東京ビックサイトで開催の「ツーリズムEXPOジャパン」。奈良市のブースでは世界遺産である春日大社の式年造替事業を紹介。ブースには社殿の屋根材となる檜皮等を展示するなど、その取り組みを示した。 春日大社にとり2015年と2016年は、768年の創建以来、60回目となる式年造替がおこなわれる年、本殿以下の諸社殿を建て替えるこの行事は、20年に一度、途切れることなく続く行事といい、神職や巫女が来場者に向けて式年造替や神道について解説していた。 春日大社では、1998年12月に東大寺などを含めた8つ資産が「古都奈良の文化財」としてユネスコ世界遺産に登録され、以後、世界各地からの旅行者で賑わうようになったといい、案内表示などに英語表記を取り入れるなど外国人旅行者に向けた対策が必要なのは、歴史ある施設とはいえ例外ではないよう。