日本電信電話(NTT)は24日、100dBの騒音下(工場内や電車通過中のガード下など)でも、高品質な通話や高精度な音声認識を可能とする「小型インテリジェントマイク」を開発したことを発表した。 小型インテリジェントマイクでは、安価な汎用マイク素子2~3個を使用。目的とする音声とそれ以外の雑音を高精度に推定して分離する「音響信号処理技術」を組み合わせることで、高騒音環境下でも、話者の音声を明瞭に集音可能とした。 エヌ・ティ・ティ・アドバンステクノロジ(NTT-AT)が、今回NTTが開発した「小型インテリジェントマイク技術」を取得。ソフトウェアライブラリ「インテリジェントマイクライブラリ(仮称)」を10月より販売。その他、さまざまな商品/サービス/ソリューションとして提供していく予定。 なおこれまで、NTTでは、“単一マイク”で構成される機器でも、高品質な通話・録音、音声認識を可能とする「背景雑音抑圧技術」、カメラでズームするように遠く離れた場所(約20m)から指定した人の声のみをクリアに集音可能な「ズームアップマイク技術」などを開発している。
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