長寿大国、日本。タキイ種苗は、健康的な生活を求める高齢者の食事に関する調査結果を発表した。 同調査によれば、60代以上の高齢者の6割以上が、野菜の栄養効果として「健康的な体」を期待しているという。しかし、高齢者は一般的に年々食欲や咀しゃく力が落ちると言われており、少ない食事の中でも効率よく栄養を摂取できる「機能性野菜」への関心が高まっているという。 通常の野菜より栄養価の高い機能性野菜を自分の食生活に摂り入れたいと思っている(思う+どちらかと言えば思う)60代以上は、2013年の調査では70.1%だったのに対し、2014年では73.8%と増加している。また、機能性野菜に期待している成分として、ほかの年代では「リコピン」が人気だったが、60代以上では「カロテン」に注目していることがわかった。 なお、同社が展開する機能性野菜は、カロテンが従来品種の約2倍含まれるピーマン「こどもピーマン」、リコピンが一般的なトマトの約2倍含まれるニンジン「京くれない」など13品種。公式ホームページではそれらの野菜を使った料理のレシピなどが紹介されている。