矢野経済研究所は10日、国内電子書籍市場に関する調査結果を発表した。調査期間は5月~7月で、国内出版社、印刷会社、出版取次会社、電子書籍ストア等を対象とする分析を行った。 それによると、2013年度の電子書籍市場規模は、小売価格ベースで前年度比19.7%増の850億円。2013コンテンツ分野別にみると、コミック分野で650億円、読み物(小説・文学、ビジネス書、実用書など)分野で160億円、雑誌分野で40億円となっている。コミック分野が市場全体の8割弱を占めることに対し矢野経済研では、過去作品のまとめ買いが多くあることが一因と分析している。 2014年度の市場規模は、引き続き2桁成長が続き、前年度比23.5%増の1,050億円となる見込みだ。コミック分野の過去作品の電子化が一巡することで、市場の伸び率は鈍化していく可能性があるものの、小説・文学などの読み物分野においては少しずつ電子化される作品も増えていることから、2017年度には1,910億円と拡大基調が予測されている。
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