凸版印刷は13日、企業が持つ膨大な資料から必要な資料を分別し、休眠している情報資産の活用を促進する「企業アーカイブ・コンサルティングサービス」を発表した。8月中旬から本格的な提供を開始する。 「企業アーカイブ・コンサルティングサービス」は、資料の保管状況の調査、最適なアーカイブ構築の手法などをトータルに提案。所有する文書に加え、画像や映像など、さまざまな資産を幅広い用途に利活用するために、デジタル目録の作成によって未整備の資料を可視化する。さらに、デジタル化の品質設計、課題レポートの作成、さらには最適なデータベースの選定や利活用の提案までをメニュー化して提供する。 価格は300万円から。凸版印刷では、これまで印刷で培った画像処理技術やカラーマネージメントシステムを基礎とした高精細デジタル撮影の他、高セキュリティ環境での大量資料スキャニング、3次元計測を用いた文化財の映像公開、年史編纂を通じた資料の体系的整理などのさまざまなアーカイブソリューションを提供している。