自動家計管理・資産管理ツールを提供するマネーフォワード(東京都港区)は1月27日、専門知識がなくても、手間なく簡単な確定申告や法人の会計処理を可能にするクラウド型会計サービス『マネーフォワード 確定申告』、『マネーフォワード For BUSINESS(法人会計)』正式版および領収書読込アプリ『マネーフォワードforBIZ』のサービスを開始した。
マネーフォワードによると、日本国内の確定申告者数は2000万人超に上る一方、申告手続きの大半は面倒な手書きの作業が中心だ。法人の経理・会計業務においても、手作業が多く、かつ専門的な会計知識が必要だ。さらに、GmailやAmazon Web Service(AWS)など様々な業種でクラウド化が進む中、依然として会計の世界ではインストール型ソフトが主流を占めている。「Macで使えない」「パソコンが壊れた場合、データそのものも壊れてしまう」「データの共有が難しい」など数多くの問題を抱えているという。
『マネーフォワード 確定申告』/『マネーフォワード For BUSINESS(法人会計)』は、クラウドのメリットを活用した形で、確定申告や会計・経理業務を可能な限り自動化し、確定申告や法人の会計処理をより簡単で身近なものへと変えるために開発されたクラウド型会計ソフトだ。
個人の確定申告向けサービス『マネーフォワード 確定申告』は、基本機能が無料のフリーミアムモデル。法人会計向け『マネーフォワード For BUSINESS(法人会計)』は、45日間無料で利用可能で、その後の月額費用は1800円。
日本初の領収書読込アプリ『マネーフォワードforBIZ』は、領収書やレシートをアプリから撮影しデータを自動で読み込み、『マネーフォワード 確定申告』および『マネーフォワード For BUSINESS(法人会計)』に連携する。iPhone向けアプリを提供開始、Android向けも今後提供する予定だ。
《高木啓》