渋谷夏祭り実行委員会は30日、「渋谷夏祭り」の開催セレモニーを実施。渋谷ハチ公前の野外ステージでは浴衣ファッションショーが行われ、モデル達がトレンドのゆかたを披露した。 「渋谷夏祭り」は渋谷駅周辺の地元商店街が中心となって初開催するもので、2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催を見据え、海外からやってくる観光客を日本文化でおもてなしすることを目指している。第一回開催のテーマは「ゆかた」で、ゆかたの魅力を伝えるべく周辺の大型商業施設などもファッションショーに参加した。 渋谷区長の桑原敏武氏もゆかた姿で登場し「ネクタイをしめなくていいし、ゆったりした開放感があるのでゆかたも捨てたものじゃない、日本の伝統文化も悪くない」などと感想を語った。 渋谷夏祭りでは8月2日までの期間中、渋谷の街をゆかた姿で彩る試みを展開。渋谷駅周辺の企業を中心にゆかた姿で出勤することを推奨し、また、大型商業施設などではゆかた姿での来店・利用で様々な特典を用意、ゆかた着用者限定のパーティーなどが開催される。 渋谷夏祭り実行委員長の大西賢治氏は「渋谷の街をゆかた姿で楽しんでもらうことで、海外の方々に夏らしいおもてなしをできるのではないかと企画したもの。今年はゆかたがテーマですが、来年はまた違った渋谷らしい情報発信をしていきたい」と祭りへの意気込みを語った。