注目を集めているPaaSやBaaS、MBaaSといったアプリ開発と運営のバックグラウンドをフォローするサービスだ。その登場は開発現場にどのような影響を与えたのか? MBaaSサービス「Kii Cloud」を提供するKii株式会社代表取締役会長 荒井真成氏に話を伺った。■セキュリティとキャリア品質で国内のニーズをつかむ--- 「Kii Cloud」を海外展開するにあたって、注目している国があれば教えてください。荒井:我々は、会社設立当初から全世界向けに製品を作ることを目指してきました。そのなかで、日本以外で重視しているのは、AppleとGoogleというスマートフォンの2大OSを提供し、シリコンバレーを基点にテクノロジーを発信しているアメリカ。あとは、やはり中国ですね。スマートフォンだけで5億台のインストールベースがある、世界最大のマーケットであることは見逃せません。この2国にはそれぞれ拠点を置いていますが、企業向けビジネスを行う上での事情はそれぞれに大きく異なります。--- その事情とはどのような違いなのでしょうか?荒井:セールスにおいては、アメリカではCIOやCTOの権限が強く、社内の情報システム部門が大きな力を持っています。一方で日本ではその役割をシステムインテグレーターが支援している。なので、商談を持ちかける相手が違うのです。アメリカでは100社に商品を売るなら100人のCIO/CTOを口説く必要がありますが、日本では多数の顧客を持っているシステムインテグレーターの方とパートナーを組むことにより非常に効率的にセールスができます。中国は日本に似た傾向が見られますが、日米のハイブリッドといった感じですね。--- 日本とアメリカではセールスのポイントを変えているのですか?荒井:技術的なことを言えば、企業の基幹システムが日本独自で作られているケースがあり、その接続が違ったりします。例えば、サイボウズに繋げ、などです。ただ、開発者がMBaaSに求めることは大きく変わらないので、表面的に大きな差はありません。日本では企業に情報漏洩の責任に対する強い法律があるため、セキュリティに関するケアが重要視されています。
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