トムソン・ロイターは7月23日(日本時間)、特許と論文データの分析結果から、今後10年に起きると予測される技術革新を発表した。「テレポーテーションの実験が現実化」「太陽が最大のエネルギー資源に」などが予測されている。 「2025年の世界:10のイノベーション予測(The World in 2025:10 Predictions of Innovation)」は、同社の知的財産および論文データベースの情報を基もとに、科学論文の引用動向と特許データを包括的に俯瞰し、発生しつつあるテクノロジーの動向を分析したもの。 今後10年に起きると予測される技術革新は、「光触媒や太陽電池技術、化学結合の進歩で、太陽光エネルギーが一般的な技術として浸透している」「ヒッグス粒子プロジェクトの研究の恩恵を受け、スタートレックのチャーリーが行ったような転送が可能になるかもしれない」など10にわたる。より詳細なレポートは、同社のホームページに掲載されている。◆イノベーションが導く2025年の未来予測1.認知症が減少2.太陽が最大のエネルギー資源に3.1型糖尿病が予防可能に4.食糧難や食料価格の変動は過去のものに5.電力による航空輸送の開始6.あらゆるものがデジタル化7.石油ベースの代替として、セルロース由来の梱包材が主役に8.がん治療の副作用は激減9.出生時のDNAマッピングが一般的に10.テレポーテーションの実験が現実化