Google Glassには、500万画素のカメラが備えられ、静止画撮影のほかに720pでの動画撮影も可能である。Glass本体上部のボタンをプッシュすれば直ちに撮影できる他、あらかじめキャリブレーションを行っておけばGlass内側の赤外線センサーで感知して、ウィンクするだけでカメラ撮影ができてしまう。骨伝導スピーカーであるし、ボリュームを下げておけばシャッター音を消音させることもできるので、周囲に気付かれずに写真撮影も簡単である(他のグローバルスマートフォン同様、日本で正式に発売される日本向け製品では強烈なシャッター音が備えられてしまうのだろうが)。
カメラ機能を活用したGlasswearも今後たくさん登場することであろう。たとえばすでにGlasswearとして提供されている「Word Lens」は、Google Glassのカメラ機能を通じて文章を表示させると、それを別の言語に自動翻訳するものである。カメラ機能がなければ成り立たないアプリだ。また、前回の記事でも触れたが、Googleでは公式Glasswearに顔認識系アプリケーションを認めていないが、案外キラーコンテンツとして期待されるのが顔認識系のサービスなのかもしれない。NTTドコモは今春スペインで開催されたMobile World Congress 2014で、ヘッドマウントディスプレイを通じて対面に居る相手の顔を認識し、その相手の名前やその他の情報が表示されるアプリケーションのデモを行っていた。実際に筆者もこれを体験させていただいた機会があったが、パーティー会場などで過去に名刺交換したことのある人と出会って「この人はどなただったっけ?」と迷うことは筆者にもよくあり、そんなときに自分自身の記憶を補完してくれるアプリケーションとして期待できそうだ。法人向けのサービスとしても、たとえば取引先企業の方と会う際に、自分自身や他のスタッフがその相手先とどのようなやり取りをしているかを顔認識で瞬時に取り出せたら有用であろう。
Google glassを使用していて、唯一使いにくいと思ったのは、Glass Glassに蝶番がなくテンプル(つる)の部分を折り畳めないこと。。メガネのように折り畳めれば、胸ポケットなどにサッと収められる。あるいは、メガネを首からぶら下げられるようなメガネチェーンが取り付けられる工夫が欲しい。今後、Google Glassが市販され、ある程度普及して行けば、韓国同様に「Google Glass着用禁止」の場所やシチュエーションが増えて行くはず。さっと取り外してポケットに収納したり、首からぶら下げられるようにしたらとても便利だろう。一般向けの製品化時にはぜひ検討してもらいたい事項だ。