米フォードがCOMPUTEX TAIPEIの南港展示ホールに出展している。同社は台湾などアジアの3カ国へFord AppLinkを拡大するほか、新しいWi-Fiベースの「V2V:Vehicle-to-Vehicle(車両間通信技術)」を発表した。 会場には2015年にアジア・パシフィック市場での発売を予定しているマスタングの最新車両を展示。当車両の発売時には最新のスマートビークル技術が完全装備される予定だという。 フォードはWi-Fiによる無線通信技術をベースにした車両間通信技術を現在開発しており、そのプロトタイプをKUGAにインストールしたデモンストレーションを別会場で行っている。同技術を搭載する車両どうしのコミュニケーションを図り、接触事故を未然に回避することを目的としており、速度や現在位置、予測進路などを導き出して追突を防ぐ。ドライバーに対して、渋滞を回避するための有効なドライビングパターンを提案するための技術としても効果が期待されているという。 ボイスコマンドによる車載スマートシステム「SYNC」向けのアプリケーションサービス「Ford AppLink」は、今年からアジア・パシフィック地域では中国、オーストラリア、インドで展開されているが、新たに2015年に向けて台湾、ニュージーランド、タイにプラットフォームを拡大する戦略についても明らかにされた。
【COMPUTEX TAIPEI 2014 Vol.5】ASUS、5モードに切り替え可能なWindows/Android対応「Transformer Book V」を発表2014.6.3(火) 16:27