「サザエさん」12日放送回に不可解な描写が一部あり、ネット上で「怖い」「どういうこと?」と騒ぎになっている。 12日に放送された短編「花沢さんちの愛の巣」は、ツバメをめぐる磯野家の子供たちのやり取りを描いたストーリー。雨の日に窓の外を黒いものが飛んでいき、ワカメが窓を開くと雨上がりの空にツバメが遊んでいるというシーンが含まれていた。話の流れとしては、“黒いもの”はツバメであるのが自然なようだが、これがどう見ても傘。2本の傘が空を飛ぶ不思議な場面となっていた。 ネット上では、このシーンが「どういうこと?」「あの傘は何?」「怖い」と話題に。製作スタッフによる暗号を疑う声もあり、「誰かの傘寿をこっそり祝ったんじゃ」「波平の声優が交代したことについてのメッセージでは」とさまざまな説が飛び交っている。しかし、実はこの傘=ツバメは原作にもあるシーン。飛ぶ傘で雨上がりを示すという表現だった。シュールな原作ネタと知り、「なんだ」と安心する声も上がっているが、「数年後に都市伝説化していそう」という声も。何年か後には、「あの傘は実は~~という陰謀を表していて……」なんてまことしやかにささやかれているかもしれない。