日本IBMは18日、ポリゴン・ピクチュアズが高密度サーバ「IBM NeXtScale System」を導入し、デジタルアニメーションの制作環境を刷新したことを発表した。 ポリゴン・ピクチュアズは、1983年創立のデジタルアニメーションスタジオ。『トロン:ライジング』『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』『トランスフォーマー プライム』などの作品を手掛けている。同社では、CGレンダリング専用のサーバを約130台稼働しており、性能向上のために毎年20台程度のサーバを刷新しているという。 「IBM NeXtScale System」は、19インチ標準ラックに搭載可能な6Uサイズのシャーシ「IBM NeXtScale n1200エンクロージャー」に、ハーフサイズのコンポーネント「IBM NeXtScale nx360 M4」を格納してシステムを構成可能。 今回、「IBM NeXtScale System」シャーシを2台、コンポーネントを20台導入。集約密度を高め、データセンターのサーバー設置面積を半減させるとともに、性能を約2倍に向上させた。今後はマレーシアなど海外にある制作拠点へのシステム展開も検討中だ。