プロ野球の田中将大選手が楽天ゴールデンイーグルスからニューヨーク・ヤンキースへ移籍する。7年間1億5500万ドル(約162億円)で契約したと伝えられる。楽天で同じ7年間で175試合に登板しているから、単純計算で1試合あたり9300万円のギャラだ。 この数字は勝利も敗北も同じ1試合として計算している。そこで勝敗の比重を、とりあえず敗北=1、勝敗無関係=2、ホールド=3(記録なし)、セーブ=4、勝利=4として計算し直す。すると1勝につき1億2486万円、1敗につき3121万円となる。全試合平均と勝利試合平均のギャラがあまり変らないのは勝率が高いことの証左だ。 次に対打者成績を見てみる(試合の勝敗は考慮しない)。打者は延べ5324 人で、1人あたり304万円となる。投球回数は1315回で、1イニングあたり1232万円、1アウトあたり410万円だ。田中でも毎回1人はランナーを出していることがわかる。3者凡退なら320万円の田中のもうけ、満塁にしたら自責点ゼロでも592万円の持ち出しだ。