3日に亡くなった歌手でタレントのやしきたかじんさん。「やっぱ好きやねん」や「東京」などのヒット曲で知られるやしきさんだが、約3年ぶりとなる新曲も完成間近だったことがわかった。同楽曲の作曲を担当した音楽プロデューサーの小室哲哉氏がTwitterで明かした。 やしきさんと小室氏、そして作詞家の秋元康氏の3人は、2010年11月に発売されたシングル「その時の空」で初タッグ。この異色のタッグによる同楽曲が、やしきさんが生前に遺した最後のシングルになった。 そうした縁のあった小室氏は、やしきさんの訃報に触れ、自身のTwitterで「あと、ちょっとだったのに」と無念のつぶやき。再び組んだ異色タッグでの新曲が完成間近だったらしく、残すはやしきさんの歌入れのみだったという。「二曲目のために僕ひとりの目の前でMY WAYをアカペラでほろ酔いでも、参考にしてや、と歌ってくれた」と、やしきさんとのエピソードをつづるとともに、「短いけれど濃いお付き合いでした。たかじんのマイウェイを創ってくれと。残念です」と、早すぎる死を悼んだ。 やしきさんは2012年1月に食道がんと診断され、闘病を続けてきたが、3日に心不全のため亡くなった。64歳だった。