日本電気(NEC)およびNECインフロンティアは11月5日、ITシステム連携を強化した中大容量コミュニケーションサーバ「UNIVERGE SV9500」と小容量コミュニケーションサーバ「UNIVERGE SV9300」の販売を開始した。 新製品は、インターフェイス(API)を強化したことで、グループウェアや業務アプリケーションなどとの連携を簡単にしたのが特徴。「UNIVERGE SV9500」では、ユニファイドコミュニケーション機能を融合したUCサーバモデルと、既存PBX・電話機等の有効活用や既存ネットワーク環境への接続性などを重視したテレフォニーモデルの2モデルを提供する。 UCサーバモデルは、スマートデバイスやPCなどを活用したユニファイドコミュニケーションシステムを標準搭載。音声通話に加え、インスタントメッセージやWEB会議などにも対応する。これにより、たとえば申請者が音声通話ボタンを押すことで、承認者のプレゼンス(在席情報)と連動し、承認者が社内に在籍していれば内線で、社外にいれば携帯に、自動で音声接続し、処理をスムーズに進めることができるという。 従来機種である「UNIVERGE SV8500」「UNIVERGE SV8300」等の回線カードや、ゲートウェイ装置、電話機等の設備も利用できる。 同時に、新製品と連携する端末ラインアップを強化し、ユニバーサルデザインを継承した新多機能電話機「UNIVERGE DT800/DT400シリーズ」、防水対応PHS端末 「Carrity-NW」、スマートフォン用ソフトフォン「UNIVERGE ST465」などを同日より販売開始する。