女性ファッション誌『美ST』(光文社刊)が主催する「第4回国民的“美魔女”コンテスト」のグランプリが29日に決定した。それをきっかけに、ネット上では“美魔女”論争が巻き起こっている。 「国民的美魔女コンテスト」は、外見美と知的美を両立する美しい大人の女性を求めるコンテスト。4回目となる今年は過去最多の約2400名からの応募があり、29日の最終選考会で20名のファイナリストの中から主婦の西村真弓さんがグランプリに選ばれたと報じられている。 美しい中高年女性を指す“美魔女”は、何かと話題になりやすい。9月には、お笑い芸人・小藪千豊の、日刊ゲンダイ連載のコラム「小藪千豊のきゃーん言わしたる!」での「着飾った美魔女がテレビに出ると、若くして苦労する主婦にプレッシャーを与える」「お子さん育て上げた主婦こそが女の最終形」という発言が人々の注目を集めた。 今回の「第4回国民的美魔女コンテスト」グランプリ発表をきっかけに、ネット上ではまた“美魔女”論争が勃発。「若い女の子と張り合ってみっともない」「若作りは痛い」「美容よりも、夫や子どもにもっと感心を向けたらいいのに」と否定的な意見が相次いでいる。 しかし、一方で「単純にいつまでもキレイでいたいだけ」「女は結婚したら家族のためだけに生きなきゃいけないの? たまたま主婦の趣味が美容だったってだけでしょ」といった反論も。また、「中年女は、オシャレに気を使わなかったらババア。オシャレに気を使ったら今度は痛い美魔女扱いか」と嘆く声もあった。 「歳相応の服装ならいい」との意見が多かったが、その“歳相応”の定義が人それぞれで違うことも、どうやら事態をより複雑にしているようだ。「年齢や性別関係なく、誰でも自分の好きな服装を楽しめばいい」との意見も上がっている。