無線LANを用いる場合も同様です。無線LANでは、ユーザを繋ぐVLAN毎に、SSID(Service Set Identifier)というIDを割り振って、端末側で繋ぎたいVLANに応じてSSIDを変更しながら異なるネットワークセグメントへと接続を行います。VLANと対応するSSIDの設定変更管理は基地局毎に必要になりますが、これが、有線の場合のポートとVLANの対応付けと同様に、固定されてしまうため、柔軟なネットワーク利用環境が作れなくなっています。ユーザが基地局に特定のSSIDが設定されているエリアの外に出てしまった場合には、それまでアクセスできていたセグメントにはもうアクセスできなくなってしまいます。