心不全のため亡くなったマンガ家・やなせたかし氏について、タレント・中川翔子が15日に自身のブログでコメント。1978年に劇場公開された、やなせ氏原作のアニメーション映画『チリンの鈴』を例に挙げて、やなせ氏の素晴らしさについて語った。 「アンパンマンは誰しもが出会い誰しもがアンパンマンをみて育つ、もはや世界にかかせない存在」と、同氏の代表作を賞賛した中川は、続けて『チリンの鈴』について切り出す。アンパンマンに比べると一般的な認知度は低い作品だが、中川いわく、同作品は、カンフー映画のように凄まじく、哲学を描いた傑作だそう。 カンフー映画を彷彿とさせる作品ながら、制作年度はジャッキー・チェンの映画が日本に上陸する前とのこと。おそらくやなせ氏が時代劇のテーマに影響を受けた作品なのだろうと中川は推測しており、「やなせたかしさんにインタビューされる場合のほとんどが、アンパンマンに集中してしまうため、1度、誰かに聞いてもらいたかったです」と無念そうにつづっている。やなせ氏の冥福を祈り偉業に尊敬と感謝を込めながら『チリンの鈴』をまた見たいと語り、「やなせ作品よ永遠なれ!!」と願った。 また、映画『それいけ!アンパンマン とばせ!希望のハンカチ』でゲスト声優を務めたお笑いコンビ・サンドウィッチマンの2人もそれぞれのブログでやなせ氏を偲んでいる。 伊達みきおは、「最近、やっと僕の娘も『パンパンマン』と言いながらオモチャで遊んでいます。娘に自慢出来る大きなお仕事をさせて頂きありがとうございました」と感謝の思いをつづる。 富澤たけしは、「やなせさんがいなくなってもアンパンマンは永久に不滅です。パンを食べる時、子供にアンパンチをされる時、やなせさんを思い出し、感謝したいと思います」としみじみ語った。 やなせ氏は、13日に心不全により94歳で亡くなった。