日立製作所は24日、日立アドバンストサーバ(PCサーバ)「HA8000シリーズ」において、最新のインテルXeonプロセッサーE3-1200 v3製品ファミリーを採用し、従来モデル比で約1.1倍の処理性能を実現した、1プロセッサーモデルの新製品を発表した。25日から販売を開始する。 「HA8000シリーズ」の1プロセッサーモデルのタワーサーバ「HA8000/TS10」、ラックマウントサーバ「HA8000/RS110」において、最新のインテルXeonプロセッサーE3-1200 v3製品ファミリーを採用し、従来モデル比で約1.1倍の処理性能を実現するとともに、ストレージ容量を約33%拡大して最大16TBとし、さらに省電力性を向上させた。 1プロセッサーモデルとしては初めて、設定した消費電力の上限値を超えないようにプロセッサーの動作を自動的に制御する動的パワーキャッピング機能も搭載した。とくに「HA8000/RS110」では、変換効率94%を超える80 PLUS PLATINUM認証を取得した電源モジュールを新たに採用した。 また同日、ファイルサービス機能を強化した「Windows Storage Server 2012」に対応した、ネットワークストレージサーバ「HA8000/NS」の新製品を発表した。具体的には、「HA8000/NS10」「HA8000/NS110」「HA8000/NS220」「HA8000/NS220-s」 の4機種において、Windows Storage Server 2012 Standardをサポートし、ストレージ内の重複したデータを自動的に削除してストレージ容量の使用効率を向上する重複排除機能を追加した。ファイル共有プロトコル 「SMB(Server Message Block)3.0」にも対応する。