富士通グループは5日、福島県会津若松市において、「食・農クラウドAkisai(アキサイ)」を活用した大規模植物工場の実証事業を行うことを発表した。 この植物工場は、半導体工場のクリーンルームを転用したもので、2,000平方メートルの実装面積を持ち、低カリウム野菜を栽培する植物工場としては国内最大級のものとなる(生産規模3,500株/日)。生産物は、人工透析患者、慢性腎臓病患者など、医師からカリウムの摂取制限を受けている人々に、野菜を提供できる手段として期待される。 本実証事業は、富士通ホーム&オフィスサービスの提案が、復興庁・経済産業省「2013年度 先端農業産業化システム実証事業」として採択されたことを受け、富士通グループ、会津富士加工、福島県立医科大学などで構成するコンソーシアムが、協調・連携して実施する。カリウム含有率の低いリーフレタスを2013年10月から試作し、2014年1月から量産出荷する。 富士通セミコンダクターが半導体製造工場のクリーンルームで培った、最適製造条件の割り出しや雑菌管理のノウハウ、富士通ファシリティーズ・エンジニアリングが持つ、半導体製造工場へのインフラ供給や省エネルギー管理のノウハウを活かし、最適な育成環境を実現する。また「Akisai」を活用し、栽培データを継続的に解析し、生産性の高い栽培、効率的な植物工場経営を行うとのこと。期間は2014年3月末まで。
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