日本電気(NEC)は26日、ジュピターテレコム(J:COM)が8月1日から提供を開始するIP-VODサービスとの連携を実現した「DCBEE(ドクビー)_加入者管理認証認可ソリューション」の販売を開始した。 「DCBEE_加入者管理認証認可ソリューション」は、J:COMが提供する「IP-VODサービスmilplus(みるプラス)」の加入者の認証・認可を実現するソリューション。「IP-VODサービスmilplus(みるプラス)」は、番組ごとに購入できる約10,000本のコンテンツと、セレクト済みの5,000本以上のコンテンツを月額固定料金で視聴できる「見放題パック プライム」を、VODで楽しむことが可能なサービスだ。 「DCBEE_加入者管理認証認可ソリューション」では、加入者契約、課金管理などの加入者管理システム(DCBEE)とIP-VODサービスとをシームレスに連携することが可能。DCBEE以外の加入者管理システムも対象とし、クラウドおよびオンプレミス(SIによるシステム構築)で提供される。 また、業界で初めて、ケーブルテレビでIP-VODに対応する管理システムのインターフェイス標準規格「TV Everywhereサービス運用仕様JLabs SPEC-026 1.0版」に準拠。これにより、今後、新たなサービスが開始された場合にもスムーズな加入者の認証・認可が可能となる見込み。 NECは、8月1日にIP-VODサービスを開始するケーブルテレビ事業者ZTVに、本ソリューションを提供する。今後、DCBEEを導入している事業者に加え、他の加入者管理システムを導入している事業者にも「DCBEE_加入者管理認証認可ソリューション」の販売を強化する。