セキュリティ対策には、まず「何がリスクなのか」「どこにリスクがあるか」を知ることが必要。本ガイドは、そのリスクを偏ることなく漏れく洗い出すために、信頼性工学設計で利用されている「FTA(Fault Tree Analysis:故障の木解析)」を応用した。これにより、スマートフォンおよびタブレットのクラウドにおける業務利用での情報漏えいのリスクを26パターン洗い出した。このリスクをすべて満たしていれば、情報漏えいのリスクは非常に少ないと判断できる。現時点でセキュリティ対策が不十分であることが判明した場合には、スマートフォンやクラウドの業務での利用を控える判断の根拠にもなり得るとしている。