東洋紡の3月期決算は減収増益。フィルム・機能樹脂事業と衣料繊維事業の不振が響く
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衣料繊維事業については、スポーツ向け製品が順調に推移。市況の低迷を受けたナイロン事業は販売が苦戦したが、中東向けテキスタイルの販売が好調だったことと第4四半期からの円高是正によって、収益が改善した。アクリル繊維も中国経済の減速で第2四半期まで販売が伸び悩んだが、第3四半期以降は需要が回復した。また、一部の子会社で商品ライフサイクルの見直しを行うと同時に、棚卸資産の評価減を実施。これらの結果、同セグメントの売上高は対前年比10.0%減の88億円、営業利益は同79.9%減の8億円となった。
来期は、収益性が高く成長力のある事業に経営資源を集中し、国内外市場の積極的な開拓、財務体質の強化、事業ポートフォリオ改革の推進を図っていく予定。売上高は前期比110億円増の3,500億円、営業利益は同49億円増の220億円、経常利益は同40億円増の195億円、当期純利益は同19億円増の95億円を見込む。