ミュージカル界の歌姫がアニメソング初挑戦 銀河機攻隊マジェスティックプリンス昆夏美インタビュー 後編[取材・構成:野口智弘]―― 『MJP』は試写で見ていかがでしたか?―― 昆夏美(以下昆)アニメ初心者の私でも楽しめました。戦闘シーンはかっこよくて、ゆるいところはゆるいというギャップが面白かったですね。純粋に「アニメってすごいな」と思いました。普段あまり見ない私から見ても、おすすめしたくなる作品です。――好きなキャラクターは?―― 昆イズルの普段どうしようもないのに、ふっとしたところでみんなを引っ張っていく力がある男の子というのはかっこいいですね。普段からたのもしいのもいいんですけど、ここぞというときにがんばる男の子というギャップがいいと思います(笑)。女の子だとタマキちゃんというスタイルのいい……それだけじゃないんですけど(笑)、彼女は声もかわいくて、あのゆるい感じが好きです。舞台で演じるのはタマキっぽい役柄が多いんですけど、逆にもし演じるとしたら、もうひとりのケイみたいなクールな女の子にも惹かれますね。― アニメがミュージカルになることも多いので、『MJP』もなるかもしれないですね。―― 昆なるといいですね! でもロボットはどうしよう?(笑) 映像で出す形ですかね。いろんなキャラクターのバリエーションがある作品なので、もしお芝居になったら面白いと思います。―― 主人公たちは「ザンネン5(ファイブ)」と呼ばれる、ちょっと残念なキャラクターたちですが、昆さんが自分の残念だなと思うところは?アフレコ現場に初めてお邪魔したんですけど、声優のみなさんの滑舌がやっぱりすごいんですね。私も演技をしている者として、滑舌は大事にしなきゃと思っているんですけど、びっくりするぐらいの長いセリフをぶわーっと早口でしゃべって一発OK、みたいな。手元に台本があるとは言え、それを見つつ絵と合わせて、だーっとしゃべっていくのが本当にすごくて、私も演技をする者として、もっと滑舌をよくしたいなと思いました。そこが残念なところです(笑)。―― ほかにアフレコ現場で印象的なところはありましたか?―― 昆声優の方は映像に声を当てているんですけど、画面の向こう側にいる相手の存在を考えてセリフを言ってるんだなと感じました。ミュージカルも単にステージ上の相手との距離感だけではなくて、何十メートルも先の観客の方にも向けてセリフを言う、といった感覚は近いのかなと思いました。―― 最後に視聴者へのメッセージをお願いします。―― 昆まずは見てくださるみなさんに、『私は想像する』に込めた思いが届けばいいなと思っています。私をきっかけにミュージカル好きの方が『MJP』を見てくれたり、その逆でアニメ好きの方がミュージカルを見てくれたりするような、そういう架け橋になれたら本当に嬉しいです。前編に戻る http://animeanime.jp/article/2013/04/17/13716.html『銀河機攻隊 マジェスティックプリンス』2013年4月4日より、TOKYO MX、テレビ神奈川、KBS京都ほかにて放送開始公式サイト http://mjp-anime.jp/公式Twitter https://twitter.com/MJP_anime