4月18日から28日に、オーストラリアで開催されるゴールドコースト映画祭(Gold Coast Film Festival:GCFF)にて、新海誠監督の最新作『言の葉の庭』のワールドプレミアが開催されることが決定した。映画祭の最終日となる4月28日に、市内パシフィック・フェアのPacific Fair Birch, Carroll and Coyle Cinemas にて本作が上映される。また、ワールドプレミアのために新海誠監督自身が現地を訪れて、現地のファンに直接、作品を語る予定だ。新海誠監督は2002年に発表した『ほしのこえ』でブレイク、主人公たちの心の動きが多くの若者の心を奪った。その後、『雲のむこう、約束の場所』、『秒速5センチメートル』、『星を追う子ども』などを監督している。『言の葉の庭』は、日本では5月31日に公開される。靴職人を目指す少年と年上の女性の心の動きを美しい映像と伴に描く中編映画だ。人気監督の最新作として、大きな期待を集めている。新海誠作品に惹かれるのは日本のファンだけでない。世界各地にやはり熱心なファンがいる。今回はそうしたひとつオーストラリアを世界初公開の場所として選んだ。日本だけでなく、世界に作品を届けたいという監督からのメッセージも込められていそうだ。本作が現地で、どのように受け入れられるのか気になるところだ。ゴールドコースト映画祭は、ジャンル映画を中心として開催されている。アジア太平洋地域のポップカルチャーの大型イベントとして成長している。また、近年は日本アニメにも積極的に取り組んでいる。3年前からは「‘COOL JAPAN’ GOLD COAST」として、日本アニメにフォーカスしたプログラムも組み人気を集めている。2013年は『言の葉の庭』のほか、『おおかみこどもの雨と雪』、『映画ベルセルク 黄金時代篇II ドルドレイ攻略』が上映される予定だ。さらに日本アニメをベースにした「ロボテック」を世に届けたカール・メイセックをテーマにしたドキュメンタリー『Carl Macek’s Robotech Universe』もラインナップする。ゴールドコースト映画祭(Gold Coast Film Festival:GCFF)http://www.gcfilmfestival.com/ 4月18日(木)~28日(日)『言の葉の庭』 5月31日ロードショー 公式サイト http://www.kotonohanoniwa.jp/