80年代に大ブームを巻き起こした格闘技マンガ『キン肉マン』の、第1~36巻が、この7月に復刻されることになった。これは、7月1日に発売されるジャンプコミックス最新第43巻で、『キン肉マン』シリーズ(『キン肉マンII世』を含む)の刊行点数が100冊を達成するのを記念しての企画だ。作者のゆでたまごさんからは、「新たに生まれ変わる「伝説」にご期待ください!!」とのコメントも寄せられた。人気シリーズを昔楽しんだそのままの姿で、もう一度楽しむ機会だ。『キン肉マン』の連載が始まったのは、1979年5月、「週刊少年ジャンプ」(集英社)誌上においてだった。ドジでマヌケな落ちこぼれヒーローのキン肉マンが、超人格闘技でさまざまな死闘を繰り広げ、ライバルとの熱い友情を育んでいくというストーリーだ。1983年4月からはテレビアニメも放送され、最高視聴率20%以上を記録する大ヒットとなった。雑誌連載は1987年4月に終了したが、24年の歳月を経た2011年11月より「週刊プレイボーイ」公式ニュースサイト「週プレ NEWS」でウェブコミックとして復活。現在、毎週月曜日に最新話を更新している。今回復刻されるのは、「週刊少年ジャンプ」に連載されたエピソード(「怪獣退治編」から「キン肉星王位争奪編」まで)を収録した第1~36巻だ。表紙絵は、ゆでたまごさんが、旧ジャンプコミックス版のキャラクターや構図はそのままに現在の絵柄で描き直すリメイク仕様となる。さらに背表紙には、36人の超人たちの勇姿が新規に描き起こされる。キン肉マンやテリーマンなどのスター超人はもちろん、カレクックや「ビッグボンバーズ」などのレアキャラも登場する。そして、巻末には、超人たちの詳細なデータや名シーンなどを盛り込んだ記事企画”超人図鑑”が掲載される。出版元の集英社では、今回の通巻100巻を記念したプロジェクトを「謝肉祭」と銘打ち、復刻版の発売以降もサイン会や原画展などさまざまなイベントを予定している。詳細は、「週プレ NEWS」などで発表される。今後もさらなる展開がありそうだ。