これはワーナー・マイカルのアニメーション文化支援の一環である。同社はまず2013年より公募部門でワーナー・マイカル賞を新設している。企業賞として作品を応援する。 今回は『Time of Cherry Blossoms』(台湾・Tsai Shiu-Cheng )と『The Story of Animation』(デンマーク・ David Tart)を選出した。樹影されるのはこの2作品だ。 『Time of Cherry Blossoms』はグランプリ、『The Story of Animation』は一般優秀作品賞にも選ばれている。ワーナー・マイカルは劇場上映作品として、あらためてこの2本をピックアップしたかたちだ。
『Time of Cherry Blossoms』は台湾、『The Story of Animation』はデンマークと国際色も豊かだ。特に David Tart 監督は業界での経験も豊富で『トイ・ストーリー』、『ファインディング・ニモ』、『モンスターズインク』など、数多くの長編に関わってきた。 『Time of Cherry Blossoms』は燃やされて荒れ果てた古い寺院を探検する少年の物語を描く。一方、『The Story of Animation』はアニメーションの制作の金銭的な側面を描いた異色作。