3月17日、お台場シネマメディアージュで開催された第7回TOHOシネマズ学生映画祭にて、受賞作、受賞者の各賞が発表された。TOHOシネマズ学生映画祭では、ショートアニメーション部門に大城良輔さんの『あきちあそび』がグランプリに選ばれた。大城良輔さんは東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻に在学中で、『あきちあそび』は第5期生の1年次制作作品である。準グランプリは、たいらはじめさん(早稲田大学川口芸術学校)の『いと恋し』が選ばれた。たいらさんは第11回インディーズアニメフェスタでは『おにぎりくん』が審査員賞となっている。TOHOシネマズ学生映画祭は、現役大学生による「学生による、学生のための映画祭」というコンセプトのもと運営されている。既成概念にとらわれない学生ならではのユニークな作品の上映を目指す。2013年は「つながる」をテーマにショートフィルム部門、ショートアニメーション部門、再生可能エネルギー部門、シネアド部門の4部門で実施されている。ショートアニメーション部門は、第4回から設けられている短編アニメーション部門が今年から名称を変更したものだ。若い才能の発掘を目指す映画祭が、アニメーションのジャンルを重視していることが分かる。審査委員には、安藤親広さん(ロボット チーフプロデューサー)、臼井央さん(東宝プロデューサー)、 奥田誠治さん(日本テレビ放送網エグゼクティブプロデューサー)、、崔洋一監督、佐藤信介監督、杉井ギサブロー監督さんといったかたも参加した。 [真狩祐志]TOHOシネマズ学生映画祭http://www.gakuseieigasai.jp/第7回TOHOシネマズ学生映画祭 受賞作品ショートフィルム部門グランプリ 『ふたりいろ』 塚本倫之準グランプリ 『くまのマイケル』 吉田はるかショートアニメーション部門グランプリ 『あきちあそび』 大城良輔準グランプリ 『いと恋し』 たいらはじめシネアド部門グランプリ 『「映画館で」観よう。』 庄司玲音準グランプリ 『走れメロス』 島田大地再生可能エネルギー部門グランプリ 『RELAY』 小向英孝、加藤慶吾審査員特別賞 『さかい』 岡田恭平ROBOT賞 『母さん、引きこもりはじめました』 中島聖斗