YouTubeは米時間20日、月間ユニークユーザーが10億人を超えたと発表した。開設後、8年をかけて到達した数字だ。YouTubeには「ジェネレーションC」(C世代)が貢献している、とYouTubeは分析している。 10億人のユーザートイウノがどれぐらいの規模かというと……●インターネット利用者のほぼ2人に1人がYouTubeにアクセスする。●視聴者数だとスーパーボウルのざっと10倍。●YouTubeがひとつの国だとしたら人口規模で、中国、インドにつぎ第3位。●PSY(サイ)やマドンナは、満員のマディソン・スクエア・ガーデンで公演を20万回以上繰り返す。……となる。 同じくYouTube自身の分析によると、YouTubeの成長にはジェネレーションC(C世代)の貢献が大きいようだ。調査会社のニールセンが定義した世代で、インターネット、モバイル、ソーシャルメディアを利用し、コンテンツを好きなときに好きな場所で消費する。年齢だけでなく、情報にどう接続するか、そのふるまいで定義されるグループだ。 ジェネレーションCはYouTube上でのふるまいは“4つのC”で特徴づけられる。●コネクション(Connection)…ジェネレーションCは、すべてのデバイスでYpuTubeを見る。つねにデバイスを切り替えている。●クリエイション(Creation)…ジェネレーションCは、オンライン・ビデオと深く関わっている。動画をYouTubeで見る。動画を制作してYouTubeにアップロードする。●コミュニティ(Community)…ジェネレーションCは、コミュニティで活動する。友人や家族とYouTubeの動画をシェアして、人気の尺度とする。●キュレーション(Curation)…ジェネレーションCは、興味のあるコンテンツを発見するエキスパートだ。 ジェネレーションCの存在感は大きい。文化的トレンドを決定するだけでなく、5000億ドルをアメリカ市場で消費する。しかし企業にとってはリーチしにくい消費者だ。ジェネレーションCのおよそ45%が「ライトTVビューアー」で、コンテンツをじっくり視聴するのではなく、多くの画面から多くのコンテンツを選択しているからだ。YouTube 7周年動画