劇場アニメーションで人気のアニメスタジオ ピクサーは、長編アニメーションだけでなく、短編アニメーションも得意としている。ピクサーの大きな魅力である。なかでも長編映画の本編上映前に流される短編アニメーションはよく知られている。これらの短編11作品を収録した映像ソフト『ピクサー・ショート・フィルム Vol.2』が、5月22日にリリースされる。ピクサーの短編アニメーションの世界を堪能する1枚だ。さらにボーナス・コンテンツとして、ジョン・ラセター監督の学生時代の作品も収録されている。ファンにはうれしい必携のコレクターズアイテムとなっている。『ピクサー・ショート・フィルム Vol.2』にはアカデミー賞ノミネート作や本邦初公開作が数多く含まれている。収録作の一つ『月と少年』は『メリダとおそろしの森』と同時上映された作品だ。幻想的な内容が話題を集め、アカデミー賞短編アニメーション賞にノミネートした。監督のエンリコ・カサローザさんは本編の絵コンテを担当。キャラクターデザインも一部手掛けた。エンリコ・カサローザさんは日本アニメのファンでもあり、宮崎駿監督や湯浅政明監督から影響を受けたとインタビューで語っている。『トイ・ストーリー3』と併映された『デイ&ナイト』も、アカデミー賞ノミネート作だ。昼と夜をモチーフにした2体のキャラクターが織りなす映像美が大きな魅力である。また、米国のiTunes限定で展開された『ジョージとAJ』は本ソフトが日本初公開となっている。そのほかに「トイ・ストーリー」シリーズのスピンオフ作品『ハワイアン・バケーション』や『ニセものバズがやって来た』なども収録されている。そしてボーナス・コンテンツには『トイ・ストーリー』のジョン・ラセター監督、『ウォーリー』のアンドリュー・スタントン監督、『モンスターズ・インク』のピート・ドクター監督の未公開アニメーションを収録した。彼らが学生時代に制作した7本の作品を観ることができる。7月6日(土)には最新作『モンスターズ・ユニバーシティ』の公開が控えている。それまでにピクサーの短編作品をおさらいしてみたい。価格はBlu-rayが3990円、DVDが3360円(税込)となる。また2008年にリリースしたソフトを同梱したBlu-ray3枚組『ピクサー・ショート・フィルム Vol.1&2+ピクサー・ストーリー』も同時発売。こちらの価格は7140円(税込)で、2013年12月31日までの期間限定出荷となっている。[高橋克則]「ピクサー・ショート・フィルム Vol.2」http://disney-studio.jp/product/index.jsp?cid=1211&pid=30000000003527 ピクサー・ショート・フィルム Vol.2本編尺: カラー/約64分価格: ブルーレイ 3990円(税込) DVD 3360円(税込)ピクサー・ショート・フィルム Vol.1&2+ピクサー・ストーリー(ブルーレイ3枚組)本編尺: カラー/約247 分価格: 7140 円(税込)