NTTドコモの研究機関であるモバイル社会研究所は27日、バルセロナで開催されている展示会「Mobile World Congress 2013」において、「子供のケータイ利用」に関するGSM Associationとの共同研究結果を発表した。 2012年度は、4回目の実施であり、日本、インド、インドネシア、エジプト、チリの五ヶ国において、合計約4,500組の親子を対象に調査が行われた。この調査は、子どもと親の双方に調査を行うもので、コミュニケーションの実態、インターネットの利用、アプリやSNSの利用、安心・安全について、比較したものとなっている。 それによると、世界の子どもの65%がケータイを保有しており、そのうち80%は新品ケータイを保有していた。またケータイ保有者の約21%がスマートフォンを保有。大半の子どもは12歳でケータイを持ち始めていた。とくにインド、インドネシアにおける子どものスマートフォン保有率は、親の約2倍となっている。インドの子どもの約25%、インドネシアの子どもの20%が1日50通以上のメッセージを送信しており、この2ヶ国は特徴的だ。 これに対し日本では、子どもの57%がケータイを保有し、保有開始のピークは15歳だった。またケータイを保有する子ども全体の27%がスマートフォンを保有していた。87%はケータイで通話とメッセージングの両機能を利用するが、調査を行った5ヶ国の中で、日本の通話頻度が最も低く、子どもの45%が1日1回未満の利用に留まっている。なお子どものタブレット利用率は今もかなり低く、エジプトとチリで18%、インドネシアで7%、日本とインドで約5~7%だった。 5カ国共通で利用頻度が高い機能はカメラ(75%以上)、音楽プレーヤー(60%以上)、動画プレーヤー(50%以上)の順だった。ケータイ・インターネット利用者の57%がアプリを利用しており、特にチリ(78%)とエジプト(44%)の利用率が高い。 ケータイを保有する子どもの54%が、ケータイからインターネットにアクセスし、スマートフォンを保有する子どもでは87%を超える。11%の子どもがインターネットアクセスのメインデバイスとしてケータイを利用しており、スマートフォンを保有する子どもでは約32%だった。 とくに日本は、「出会い系やアダルトサイトなど不適切なサイトの閲覧」を懸念する親が、他国に比べて比較的低い傾向にあった。一方で親の77%はケータイ利用に関するルールを定めており、調査を行った国では最も高いものとなっている。また日本以外のすべての国では、ケータイからのSNS利用率は子どもが親を上回っている。親子間で最も差が見られるのがインドネシアとインドで、親のSNS利用率は11%未満だった。
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