日本電気(NEC)は27日、太陽光発電システムと、リチウムイオン蓄電システムを用いた、“分散型エネルギー管理・制御システム”を、オリックスと共同開発したことを発表した。 クラウド型の「リモート管理・制御システム」と、クラウドから配信される運転スケジュールに従って充放電動作を行う「リチウムイオン蓄電システム」から構成。店舗やビルに分散配置した複数台のリチウムイオン蓄電システムを、クラウドと接続することで、一括で管理・制御可能とした。各蓄電システムの電力計測データ(充放電)の収集も可能。 NECとオリックスは、東北の被災地3県(岩手、宮城、福島)の飲食チェーン・スーパーマーケット店舗、スポーツアリーナおよび事務所建物に設置し、電力の需要応答の実証実験を順次開始する計画だ。なお、NECは本システムを、本年2月27日から3月1日まで、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催される「第3回 国際 スマートグリッドEXPO」にて展示する。