2012年に興行収入42.2 億円の大ヒットになった劇場アニメ『おおかみこどもの雨と雪』が、映像ソフトでも大ヒットになっている。2013年2月20日にバップより発売されたBlu-ray Disc、DVDが、発売初週のオリコン週間ランキング(3月4日付)でいずれも総合首位となったランキングの集計期間は2月18日から2月24日まで、期間中『おおかみこどもの雨と雪』は、DVD2万3000枚、BD2万7000枚を売り上げた。DVD、BDいずれも全ジャンルをカバーする総合ランキングで1位の快挙である。また、これ以外に同日にBDとDVDの両方をセットにしたファミリーパッケージ版も発売されている。こちらは7000枚の売り上げだ。3アイテム合計で5万7000枚を売り切ったことになる。劇場興行に続き、本作の人気の高さを示した。実は細田守監督の映像作品が、BDとDVDで同時に週間ランキング総合首位を獲得するのは2回目だ。2010年3月に発売された『サマーウォーズ』でも同様の記録を実現している。同じ監督の劇場版アニメが2度続けて同時総合首位となるのは、史上初だという。好調な売れ行きは、作品の人気に加えて、初回限定特典の貴重さも貢献したかもしれない。3アイテムに共通して封入されたフィルムブックマーカーは、細田監督作品として手に入れることができる最後のフィルムとなる可能性があるとされているからだ。これは実際に上映に使用されたフィルムを裁断したもので、映画の思い出を手元に残したいというファンに好評だ。しかし、現在は映画のデジタル化の移行が進んでおり、今後は映画制作においてフィルムがなくなる可能性が強い。今回の映像ソフトの大ヒットについて、本作を機に細田監督とともに「スタジオ地図」立ち上げたプロデューサー/代表取締役の齋藤優一郎プロデューサーがファンに対するお礼のコメントを明らかにしている。齋藤優一郎プロデューサー コメント「劇場公開から始まり、この度のDVD&BDでも、前作「サマーウォーズ」に続いて沢山の皆様と幸福な出会いが果たせましたことを、心から感謝しています。この作品は、細田守監督の「親になりたい」と言う憧れと、監督と全スタッフ・キャストが“無限に広がるアニメーション映画の可能性”に対し、多くのチャレンジをして作り上げた作品です。そのチャレンジに対し、この様な評価を頂きましたことを改めて感謝し、また励みとして、今後も更なるチャレンジを続けて行きたいと思っています。スタッフを代表して、改めて御礼を申し上げます。 ありがとうございました。」『おおかみこどもの雨と雪』http://www.ookamikodomo.jp/index.htmlBlu-ray (本編 BD1枚+特典 BD1枚) 7140円(税込)DVD (本編DVD1枚+特典DVD1枚) 5040円(税込)Blu-ray+DVD ファミリーパッケージ版 6090円(税込)発売・販売元: バップ