新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は2月25日、大型トラックの自動運転・隊列走行実験に成功したと発表した。エネルギーITS推進プロジェクトとして進めていたもので、2010年9月に大型トラック3台で時速80km、車間距離15mでの隊列走行に成功したが、今回は技術を高度化させ、車間距離4mでの隊列走行を実現した。将来的に実用化が進めば、15%以上の省エネ効果が期待でき、CO2排出量も削減できる。プロジェクトでは、車車間通信を用いた車間距離制御と前方障害物認識技術を国内大型車メーカー4社の大型トラックに適用し、CACC(Cooperative Adaptive Cruise Control)の実験車4台(いすゞ『ギガ』、日野『プロフィア』、三菱ふそう『スーパーグレート』、UDトラックス『クオン』)を製作した。