マカフィーは6日、McAfee Labsが予測する2013年の主な脅威をあきらかにした「2013年のサイバー脅威予測」年次レポートの日本語版抄訳を公開した。 独自に2012年のマルウェア、脆弱点、オンライン脅威に関するデータを分析したもので、「1. モバイルマルウェアの急速な進化と増加」「2. ハクティビズム ―Anonymousの衰退」「3. サービスとしてのクライムウェア(CaaS)とハッキングツール(HaaS)」「4. 大規模攻撃の増加」の4つが、2013年の主なサイバー脅威傾向として予測されている。 同社では、ユーザー機器のアクセス権限を乗っ取ってデータを人質にする“ランサムウェア”が、モバイル方面でさらに高度に洗練され、2013年の顕著な脅威となると指摘している。また新顔のモバイルワームの活動が激化し、ユーザーの許可なしにアプリを購入する攻撃の登場も予測している。 また2013年は、招待者限定の犯罪者フォーラムの数がさらに増え、さまざまな犯罪者向けサービスやツールが登場すると予測された。さらに、大規模な損害を目的とする攻撃が、2013年に急増する見込みだとしている。