30日、NTTドコモの加藤薫社長は2012年度第3四半期決算発表会見に出席。今後のデバイス展開として端末ラインアップの絞り込みなど、選択と集中による競争力強化に取り組む考えを示した。 加藤社長は「今後は、夏モデルと冬モデルが大きな山になる。(既に開発のリードタイムにひっかかているが)夏モデルの段階でも少し減らそうと思っているが、本格的にこの思想が反映されるのは冬モデルになると思う」とし、冬モデルから本格的に端末ラインアップの絞り込みが行われることを示唆した。どの程度の絞り込みになるかは明言を避けたが、「我々が売れると思うものを、きちんと目利きをしてターゲットを絞り、出来るだけ数をたくさん買う。そのことで、結果的にラインアップ数が減ることになると思う。急激に半分になるというレベルではない」と述べた。 会見後の囲み取材では、「Androidスマートフォンの性能が出来上がってきて、例の端末(iPhone?)に匹敵、または上をいくものもあると思う。そういうものについて、企画や開発の段階で(主力モデルを)これにしようと決めて、出来るだけたくさん売って、出来るだけ安くしてもらうサイクルに持っていきたい」。「(ラインアップの)数が減るのは我々としてもリスクとなる。メーカーさんには1つ2つの機種に集中していただくほうが、より物の出来上がりが良くなってくるのではないかと期待している」と強調した。
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