1月13日、米国カリフォルニア州のビバリーヒルトン・ホテルにて、第70回ゴールデングローブ賞(Golden Globe Awards)の授賞式が開催された。2012年に最も優れた映画、テレビ番組、そしてその制作者、俳優が発表された。最優秀アニメーション賞(BEST ANIMATED FEATURE FILM)は、ピクサー・アニメーション・スタジオが制作した『メリダとおそろしの森』が獲得した。会場では本作のマーク・アンドリュース監督がトロフイーを受け取り、喜びを全身で示した。『メリダとおそろしの森』は2012年6月に米国公開、日本では7月21日に全国公開された。フルCGアニメーションを得意とするピクサーが、最新の技術で中世のスコットランドを舞台にしたおとぎ話を創り出した。ウォルト・ディズニーのグループとなったピクサーが、ディズニーが得意としてきたお姫様の物語を手がけたことが話題を呼んだ。これまでCGアニメーションでは難しい題材のひとつとされてきた人間の女性を、活き活きと描いていることも注目だ。また、ストーリーでは、母親と娘の確執と和解を見事に演出している。ノミネートされた他の4作品、『フランケンウィニー』、『モンスター・ホテル』、『不思議の国のガーディアン』、『シュガーラッシュ』をかわした。ゴールデングローブ賞は、米国アカデミー賞と並ぶ米国の大きな映画賞として広く知られている。ハリウッド外国人映画記者協会により選定される。同時にアカデミー賞の最大の前哨戦としても位置付けられる。今回の結果は、2月25日に発表される米国アカデミー長編アニメーション賞の行方にも影響を与えそうだ。今回は、ゴールデングローブ賞とアカデミー賞の長編アニメーション部門のノミネート数は共に5作品。このうち『メリダとおそろしの森』、『フランケンウィニー』、『シュガーラッシュ』が重複候補となっている。メリダとおそろしの森』のダブル受賞はあるのか?に注目だ。第70回ゴールデングローブ賞http://www.goldenglobes.org/『メリダとおそろしの森』http://www.disney.co.jp/movies/merida/