PGAアワードがノミネート発表 劇場アニメ部門
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PGAアワードは米国に数ある賞の中でも、作品とそれを世に送り出したプロデューサーを対象にすることが特徴になっている。そうした視点でノミネートを見るのも興味深いだろう。
2012年の特徴は、ウォルト・デイズニーの勢いである。ノミネート5作品のうち『メリダ』、『フランケンウィニー』、『シュガーラッシュ』の3作品がディズニー/ピクサーによる作品である。『メリダ』がピクサースタジオ、『シュガーラッシュ』がディズニースタジオ、これに『フランケンウィニー』と多彩だ。劇場公開が増えるアニメーション映画のなかで、ウォルト・デイズニーが質量とも充実していることが分かる。
一方で、『フランケンウィニー』、ドリームワークス・アニメーションの『不思議の国のガーディアン』は、米国での興行を厳しい結果だった。専門家の評価と興行が必ずしも一致しないことを感じさせる。独立系では、『パラノーマン ブライス・ホローの謎』がここでも存在感を発揮した。
PGAアワードの長編アニメーションの対象となるのは劇場公開された長さ40分以上の作品で、モーションキャプチャーはアニメーションに含めない。また、主要キャラクターはアニメーションで表現され、全体の75%以上がアニメーション映像であることを条件としている。
第24回の受賞作品は他の部門とあわせ、1月26日にカリフォルニア州のビバリーヒルトン・ホテルで発表される。
PGAアワード(PRODUCERS GUILD AWARDS) 公式サイト
http://www.producersguildawards.com/2013/
PGAアワードがノミネート発表 劇場アニメ部門は5本中3本がディズニー/ピクサー
《animeanime》