「FASHION HEADLINE」では、先日東京コレクションでランウエイを発表したブランドに2013年春夏を振り返ってもらう意味も込めて、自己講評をお願いしました。2回目は「アツシナカシマ」のデザイナー、中島篤さん。2回目の東コレ参加となった今回、DHLアワードを受賞しました。回答者:アツシナカシマデザイナー中島篤Q1.今季、クリエーションで新しく挑戦したことA:海外で7年間過ごし、離れたからこそ分かる、古来から培われてきた日本文化の素晴らしさを再発見しようと、今までとは違った観点で和の要素を表現しました。Q2.コレクションで一番こだわった点A:実際洋服で見ると分かりづらいですが、すべての洋服に和の要素を取り入れています。平面の四角い布を洋服の一部にはめ込み、それが自然に落ちてドレープになるアイテムや、折り紙や切り絵からヒントを得たカッティング、武士の甲冑と同じ様に編み込まれたコルセットドレスなど、和の要素を洋服と上手く融合させました。Q3.自分の今季の一押しルック、アイテムA:折り紙の様に折られた、グラデーションジャケット。Q4.バイヤー、プレスに人気のあったアイテムA:レザーに、墨汁を染み込ませたようなグラデーションプリントのワンピースです。Q5.今季のコレクション、採点すると何点?その理由は?A:70点、和の要素を分かりやすく出すことが難しかったです。まだ、デビュー2シーズン目なので、反省点は多くあります。Q6.今後の展開を教えてください。A:ブランド立ち上げ当初から、海外を視野に入れていますので、今後は、海外で展示会をしたいと思っています。