2013年6月8日に、注目のアニメ映画が公開されることが明らかになった。近未来の京都を舞台に、人とロボットの奇跡のラブストーリーを描く中編アニメ『ハル』である。ストーリーは、事故で最愛のハルを失ったくるみと、ハルのかわりとなるロボハルの心の交流を描く。キャラクター原案は、マンガ家・咲坂伊緒さんが務めた。『アオハライド』、『ストロボ・エッジ』などの作品で女性から高い人気を獲得している咲坂伊緒さんの繊細かつ感情表現豊かなキャラクターが、本作でも活かされそうだ。アニメ制作は監督に牧原亮太郎さんを起用する。『四畳半神話体系』や『ギルティクラウン』での各話絵コンテ、演出でのクオリティの高い映像作りが注目を浴びている。脚本は、木皿泉。『すいか』や『Q10』、『野ブタ。をプロデュース』など、実写、ラジオ、舞台などで活躍する。アニメを舞台にどんな脚本を仕上げる気になるところだ。さらに本作の世界観を表現するキービジュアルのアートディレクターに清川あさみ さんが参加する。清川さんは、写真に刺繍を施すという独特な手法で知られるアーティストだ。清川さんのキービジュアルからは、幅広い層に向けたハイセンスな作品とのイメージが伝わって来る。さらに今回、見逃せないのは、アニメ制作を新鋭スタジオのWIT STUDIOが担当することだろう。2012年6月に、プロダクション I.G出身のスタッフが創設、2013年春から話題のテレビアニメシリーズ『進撃の巨人』を手がける。スタッフは『君に届け』や『戦国BASARA』シリーズ、『PSYCHO-PASS サイコパス』などの注目作、ヒット作、野心作に携わってきた。早くも劇場でも新たな挑戦をする。劇場公開までまだ半年あるが、2013年の重要作のひとつになりそうだ。『ハル』公式サイト http://www.hal-anime.com Twitter: @halanime2013 年6 月8 日(土)ロードショー監督: 牧原亮太郎脚本: 木皿泉 キャラクター原案: 咲坂伊緒 アニメーションキャラクター: 北田勝彦 音楽: 大島ミチルストーリー「くるみに、生きていることを思い出させるために、ボクは人間になった」ハルとくるみの幸せな日常。いつまでも続くと思っていた日々は、飛行機事故で突如終わりをつげた。けんか別れのまま、最愛のハルを失い、生きる力も失ってしまったくるみ。彼女の笑顔をとりもどすため、ヒト型ロボットのQ01キューイチは、ハルそっくりのロボハルとしてくるみと暮らすことに。ロボハルの頼りは、かつてくるみが願い事を書いた、ルービックキューブ。色がそろうごとに溢れてくる、くるみの想い。少しずつ打ち解けるロボハルとくるみだったが・・・。