「渋谷真夜中の映画祭〜第零夜〜」が9日に開催される。本映画祭は「渋谷ミニシアターの再生」を目的に、渋谷の新たなランドマークである渋谷ヒカリエにて開催するオールナイトイベントだ。 第1弾となる今回は「インディペンデントな若手映像作家たち」をテーマに、第1部では、90年代の渋谷ミニシアター最盛期の象徴的作品といえる『トレインスポッティング』(監督:ダニー・ボイル)を特別上映。 第2部では、映画界の未来を担う新たな才能を発掘すべく、3名の若手監督によるプレゼンテーションを行ない、最も多くの観客の支持を集めた1作品を上映する、ライブ感ある試みを実施する。参加作品は『元気屋の戯言』(2012年、監督:上原源太)、『水溜まりの二人』(2012年、監督:堀井彩)。『惑星のささやき』(2012年、監督:澤田サンダー)。 本イベントの運営資金はクラウドファンディングサイト「motion gallery」にて賄われている。 実行委員会は映画祭の舞台に渋谷を選んだ理由を次のように説明する。「渋谷は、1980年代後半から90年代にかけミニシアターブームが起こり、映画文化の輝きをもった街だった。渋谷は今も時代の先端を走るクリエイティブが生まれ続ける。真夜中の渋谷では、カラオケ、ネットカフェ、居酒屋、もしくは濡れた路上しか夜を過ごす場所はない。夜を徹してメッセージ性やアート性の強い映画に触れることができれば、そこから社会を変えられる」。渋谷真夜中の映画祭〜第零夜〜●日時:11月9日(金)22時30分〜28時00分●会場:8/COURT東京都渋谷区渋谷2-21-1渋谷ヒカリエ8F●主催:『渋谷真夜中の映画祭』実行委員会協力:東京急行電鉄株式会社