24日、KDDIの田中孝司代表取締役社長は第2四半期決算会見の中で、10月のMNPの件数について「10万は確実にいくだろうと思っている」と述べ、「足元の数字で10万直前まできている。勢いは非常にあると思っている」と好調ぶりを示した。 KDDIは、MNPの件数で12ヵ月連続No.1を続けており、9月のMNPの件数は9万5300件の転入超過。「iPhone 5の効果もあるが、3月より開始したスマートバリューの成果が現れている。スマートバリューの効果が一番で、そこにiPhone 5の効果が上乗せされた。全てがiPhone 5のおかげかというと、そうではないと見ている」(田中社長)。 iPhone 5の販売状況については、販売の4割が新規契約、そのうち8割がMNPを利用しているという。田中社長は「iPhone 4Sの時は3割が新規だったが、今回は非常にいい滑り出し。10月になっても勢いは変わっていない」と、依然としてiPhone 5の販売が好調であることを明かした。