「改めて、そこに向き合ったのにはこんな理由もあるんです」と倖田は語る。「昨年リリースした『Love Me Back』以来、短い間ではあるもののお休みをいただいて。その間、他アーティストの楽曲に触れてたくさんの刺激を受けたり、プライベートな環境の変化のなかにいる自分を感じながら、“これから倖田來未はどうあるべきか?”を改めて考えたんですね。そこで辿りついたのが“やっぱり倖田來未はカッコよくあるべきだ”という答え。妻となり、母となっても、守りに入ることなく攻め続けていきたい。そんな私の決意もまた伝わる曲にしたいなって。そんな想いもこの曲には込められているんです」――。
倖田來未はカッコよくあるべき。その言葉に、彼女が妻であり母親であると同時に、自身が原点とした“妥協を許さないアーティスト”であろうとする強い決意がにじむ。一方、カップリング曲「darling」では、新生活のなかで感じた家族への愛情をつづり、結婚、出産を経験した倖田の“リアル”を詰め込んだという。楽曲も、アコースティックギターのあたたかみのある音が響く優しさに満ちた曲に仕上がった。倖田自身も「『Go to the top』を歌っているときはそんなに感じなかったんだけど、『darling』は自分でも“こんなに優しい声が出るんだ!!”って驚くくらい優しい歌声が自分の中から溢れてきたんですよね」と、新たな発見に驚いたという自信作だ。
原点回帰と新たな発見。アーティストとして次なるステップに足を掛けた倖田は「Go to the top」という楽曲で新しいTOP(頂き)を目指す。
《花》