10月11日、東京・新宿バルト9で、プロダクション I.GのSFアニメにフォーカスした大型企画「RE:I.G」の第3弾、上映企画イベント「『PSYCHO-PASS サイコパス』クリエイターズクロストーク&1話上映会」が行われた。 同スタジオ制作の代表作、『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊』、『機動警察パトレイバー2 the Movie』を上映し、さらにその夜からスタートする『PSYCHO-PASS サイコパス』の第1話放映と豪華ゲストのトークという盛りだくさんのイベントである。全体で5時間にも及ぶ。平日の夕方スタート、終了も遅めにもかかわらず、会場は満員と大盛況となった。 それもそのはずで、当日クロストークに参加したのは、I.Gに縁の深い注目の大物クリエイターばかりだからだ。
また、イベントではサプライズな発表もあった。かねてより噂されてきた押井守監督の新作についてである。 押井守監督の新作は、プロダクション I.Gが製作するというものだ。しかも、実写にはあまり手を出さなかったスタジオが、実写で挑むという。作品のタイトル、公開時期、スタッフなどの詳細は明かされなかったが、「実写ともアニメーションともつかない」、「制作はI.Gだが、外部スタッフが多い」、「本当にやるの?と言われる企画」と幾つか気になるキーワードが出された。 2012年のプロダクション I.Gの大作は、『サイコパス』だけでなく、『009 RE:CYBORG』、『劇場版BLOOD-C The Last Dark』と押井守監督を源流にするものが多かった。そこに押井監督自身の作品が加わることで、スタジオの作品の豊かさがさらに広がりそうだ。 [数土直志]