このVBは、2012年のInterop TokyoのBest of Show Award 2012のキャリア/SP/エンタープライズ向けネットワーキング部門のグランプリを受賞した。今回は、情報デバイス事業本部 ネットワークエンジニアリングセンタ センタ長 末永正彦氏と同センタ エンタープライズソリューショングループ 主任 染宮和洋氏に、VBの特徴などを説明してもらった。
VB機能の具体的な利用シーンについても聞いてみた。VB機能を正式にリリースしたのは7月とのことで、実際の導入事例の中で詳細を公表できるものはないそうだが、現在、大学から高い評価を得ており、一般的な企業ネットワークとともに学内ネットワークでの引き合いや導入が増えているという。また、VBは、クラウド対応のデータセンターにも応用分野がある(末永氏)といい、BFS(BoxCore Fabric System)というファブリックスイッチとポートスイッチを組み合わせ、ボックス単体からシャーシレベルの大規模構成まで、柔軟にスケールアウトできるソリューションも提供している。このBFSは日立電線独自のファブリック技術で米ニシラ社のオーバーレイ方式のネットワークの仮想化を実現する連携ソリューションとして動態展示を行った。これもInterop Tokyo Best of Show 2012 クラウドコンピューティング&バーチャリゼーション部門の特別賞を受賞している。